特定非営利活動法人学生文化創造は、平成17(2005)年12月に設立総会を開催し、 平成18(2006)年3月に内閣府の認証を受けて発足したNPO法人です。
当法人の目的は、勉学に励み、将来の日本社会や国際社会に貢献しようとする学生 に対し、生活上の困難を軽減し、学習上の意欲を高め、将来の進路選択を支援することです。この目的を達成するために、各界との連携協力のもとで多様な支援活動を展開しております。
その運営は、教育、学術研究、産業経済、行政などの各分野において長年の実績を持つ専門家や、特に学生支援に携わってきた方々を中心に行われております。
当法人の主な事業としては、大学、短期大学、専修学校等における学生支援を担当する教職員等の専門性を高めるための研修講座、研修会、そしてスチューデントコンサルタント認定試験を実施してまいりました。
認定試験を通じて認定されたスチューデントコンサルタントは、平成18(2006)年の開始以来毎年増加し、現在では1,220名に達しております。彼らはそれぞれ大学等において学生支援に重要な役割を果たしております。
また、学生に対して多様な情報提供を行っています。
さらに、教職員による学生支援活動の参考に供するよう、「学生支援・相談の基礎と実務」、「変わる大学、求められる学生支援」の書籍を発行しております。
学生を取り巻く環境は変化しております。特に令和2(2020)年の新型コロナウイルス感染症の影響により、授業がオンライン化されるなど、学生生活にも大きな影響が及んでおります。このような状況下で、大学等は教育研究の質を維持しつつ、さまざまな対応が求められております。教職員は、リモート時代の管理運営や学生指導・支援を適切に行うために、日々の努力をしております。
学生一人ひとりの実態を適切に把握し、きめ細かな対応を実施することで、学生や保護者の期待に応えていくことが必要であります。また、オンラインを通じた学生支援・相談も行われており、これを担う学生支援担当者への期待はますます大きくなっています。
令和7(2025)年度の研修事業については、原則として対面での開催を予定しておりますが、必要に応じてハイブリッドやオンラインでの実施も行うことといたしました。
今後ともこうした変化に柔軟に対応し、教職員の学生支援に関する知識や能力の向上に寄与できるよう、事業運営の見直しを継続的に行ってまいります。学生はもちろん、全国各地の学生支援関係者や学生支援に関心をもつ多くの方々に役立つ各種事業を、大学や企業等の関係者と連携・協力しながら実施してまいります。
「学生文化創造」は、このような活動を通じて、新しい時代に生きる若者たちの育成に少しでも寄与できることを願っております。 皆様方の一層のご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
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